2010年冬ー

当時の僕は、大阪大学の2回生でした。

その頃仲の良かった神戸女学院大学の女友達に、

ある女の子を紹介してもらいました。

同級生で、関西学院大学のギャルさんでした。

ノリの良い面白い子で、2、3回遊びに行きました。

カラオケとか、神戸のルミナリエとか。

そして12月

女友達にこんなメールを送りました。

「クリスマスにユニバ(※USJの大阪での略称)で告ろうと思うんやけど。」

すると、

「イケるイケる!頑張ってー。」

的な返信がありました。

お墨付きを得たようなもんなので早速ギャルさんを誘うと、快諾してくれました。

これはもう、九分九厘上手くいくだろうと。

そして当日。

2010年12月25日。

1日楽しくUSJで過ごし、

夜、満を持してクソデカクリスマスツリーのところに行き、

プレゼントを渡し、告白しました。

すると・・・




「え!?あ・・・。そういう感じ・・・あー。

・・・ごめん、ちょっと考えさせて。電話するから。」





はああああああああああ???



口にこそ出さないまでも、

僕の脳内で今世紀最大の「はあああああああああ???」が鳴り響いていました。

とは言え、僕も典型的なチー牛マインドの持ち主。

実は脈なしサインが出ていたにも関わらず、

それに気づかずイキってしまった可能性も否定できません。

そこで、一応女友達にこんな感じのメールをしました。

「ユニバで告ったけど、考えさせてとか言われて保留にされたわー。

多分アカンよな、これ。笑」


すると、以下のような返信が・・・

「え!?嘘!?あの子、SYTE君のこと好きって言ってたのに・・・。

なんでだろ?」




はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ????????????????????



今世紀最大の「はあああああああああ???」が更新されました。

一体何が起きているのか・・・。

そして次の日、ギャルさんから電話がかかってきました。

すると・・・

「色々考えたけど・・・、ごめん。やっぱり、友達としてしか見れない。」

もう、脳内で「はああ???」を響かせるのも面倒になったので、

単刀直入に言いました。

「Mちゃん(紹介してくれた子)に、

俺のこと好きみたいなこと言ってたらしいじゃん。

それで、友達としてしか見れん、っておかしくね?

納得できねーんだけど。」


それに対するギャルさんの回答は・・・



「実は・・・。

24日に、前から好きだった先輩に告白されてOKしちゃったから・・・。

それで・・・、ごめん。」




ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ


そう、僕は、

保険

だったのでした。

キープした上で、前日に本命の彼氏ができたものの、

「今さらドタキャンするのも悪いし・・・。

告白とかじゃないかもしれないし、まあいっか。」


と思って来たのでしょう。

それまでも、割と小悪魔女子に振り回されていた僕ですが、


ここまでの暗黒大魔王は初めてでした。


こうして、純粋無垢だった21歳のSYTEは、


無事闇落ちしました。


過剰に人の心理を深読みし、

分析するひねくれクソ野郎になったわけであります。

しばらくは呆然として過ごしていましたが、

その年の年末年始に友人と会う度、言うまでもなくこのエピソードを話しました。

そうすると、


まあウケるんですわ。


それにより、

「あれ?俺、しゃべるの得意かもしれんな。」

と人生で初めて思い、

それ以降べしゃりの研究を始めました。笑

漫才・コントの研究はそれまでもしていましたが、

この時以外「すべらない話」であったり、落語であったりも見るようになりましたね。

お陰で話の構成の仕方などは明確に上達して、

4回生くらいの頃には話術に自信が持てるようになりましたし、

ブログにも活かされているかもしれません。

ですから、今となってはギャルさんには感謝の気持ちしかありません。


男は、女に育てられるものである


と思いますね。

いずれブログが上手くいったり、

今計画中の動画配信とかが上手くいったりすることがあれば、

結構な割合で彼女のお陰です。

そうなったら是非、直接会って感謝の気持ちを伝えたいと思いますが、


誰ですか?


と言われそうな気がします。


ギャルとかさ、

付き合ってすらいない男の事なんて、

どうせ覚えちゃいねえだろあいつら(偏見)