今年に入ってから、学生時代の友人と会ったり、

色んな社会人サークル的なところに顔を出し、

多くの方と話をするようにしているのですが、

ありがたいことに「話うまいね」と言ってもらえることが増えてきました!

中学生の頃から大学2年生の頃までは人と話すことに対して相当な苦手意識があったので、

評価していただけるのは素直に嬉しいです。

大学生の頃からのトレーニング(笑)や研究(笑)が実を結んできたのかな、と思います。

しゃべりについて色々考えて努力をしてきたのは、過去の記事でも書きました。





上記の記事ではお笑い芸人の研究をしていたことを書きましたが、

それ以外も色々やっており、

話し方についての本も読みまくっていました。


そもそも話すのが上手い人は話し方の本なんか読まない


というのは、そりゃあまあその通りなんですけど、

上手くねえもんはしょうがねえだろ・・・と。

それで、色々読んだんですけど、


カスばっかりでした。


「そんなこと言われんでも分かっとるわ」
「それができないから困っとるんだろ」
「そんな予定調和な会話、退屈でしかないだろ」


こんなんばっか思ってましたね。

僕の性格が歪んでるだけの可能性は大いにありますが。

最近もね。

具体的に名前を出すとネガキャンになってしまうので出しませんけど、

カリスマ経営者的な方が書いた「話し方のベストセラー」を読んだんですよ。

そしたら内容が、


僕の職歴くらいスカスカ


でしたね。

単純に、そのカリスマ経営者のファンだから買った人がたくさんいて、

その結果「売れたから売れる」というスパイラルでベストセラーになっただけだろうな、

と思いました。

話し方の本なんて大体がそんなもんです。

しかし、その中でも役に立つ本が、少しだけですが、あります。

相変わらず前置きが長くて申し訳ないですが、

早速紹介していきましょう。


【合本版】LOVE理論+スパルタ婚活塾

夢をかなえるゾウでおなじみ、水野敬也さんの本です。

元々はLOVE理論スパルタ婚活塾という別々の本でしたが、今は合本があります。

笑いに走りつつ時々役に立つ恋愛マニュアル本(笑)です。

コミュニケーションについての項目が多く、特に唸らされた部分は2つ。

まずはLOVE理論の部分から引用します。
空気とはーその場を支配するキーマンの気分である。

(中略)

多人数が集まる場所でトークに臨むときは、まず最初に「誰が空気を作っているか」「その場は誰の気分を気にしているか」に注目するとよい。

そして、キーマンを特定することができたなら、とにかくキーマンの喜ぶことをすればいい。
この考え方は、多人数の飲み会とかで本当に役に立ちます。

最初の頃は難しかったですが、

常に意識しながら多人数のトークに臨むようにしていたら、

「この場は、この人に気持ちよく話させると一番盛り上がるな」

とかが、なんとなく分かるようになってきました。

なるべくキーマンが話しやすいように話題を振ったり質問したり、

ツッコミを入れるようにはしています。

おとなしい人が多い場合や、話題が尽きた時、話を振られた時は僕が話しますけどね。

上手くできているかは分かりませんが、

この理論を内面化してから多人数のトークに対する苦手意識は完全に消えました。

次はスパルタ婚活塾部分の引用です。
コミュニケーションを鍛えるには「自分の肩書きが通用しない場所でのコミュニケーションの機会を増やす」

見ず知らずの人に対して毎日話しかけ、ストレスと緊張を伴いながら、日々コミュニケーションを繰り返せば、達人の域に達する。

自分の肩書きが通用せず、こちらから話しかけたり気を遣わなければならないアウェイに出向いて会話せよ。

人の集まるコミュニティというのは序列を作ってまとまっているので、新しい人間が来ると警戒したり排除しようと動くことがある。

また、そのコミュニティが与えてくるストレスが高ければ高いほど「好かれる」ために工夫する必要があり、

自然でポジティブなコミュニケーションを訓練するための格好の場となる。
これ、今年の3月頃から実践してるんですけど、

マジで効果がありました。

コワーキングスペースで色んな方とお話をしたり、

テニス、バドミントン、ボードゲーム等の会に行ったりしています。

最初はテンパってましたけど、場数を踏んで慣れたのか、

最近は初対面の人と話すのは楽勝です。

どう思われてるかは知りませんけどね。

大阪で学生やってた頃も、

「色んな人と話さねば・・・」

と、謎の鬼ごっこサークルとかをmixi(笑)で探して奈良まで行ったこともありますが、


クソつまんなかったんで1回でやめました。


それは置いといて、

笑えて役立つ非常に良い本なのでオススメですね。

次行きます。

思い通りに人を動かすヤバい話し方
思い通りに人を動かすヤバい話し方

尋常じゃないくらい怪しい見た目の本ですが、

話し方の本でこれほど実用性のある本はないと思います。

著者のDr.ヒロさんは、

悪名高きネットワークビジネス(笑)で末端会員から成功者まで登り詰めた稀有な人です。

その際、実践的な心理テクニックを学び、実践したそうです。

しかし、ネットワークビジネス(笑)の手法等に疑問を感じて撤退。

YouTuberとして、心理テクニック、話し方の解説、

怪しげな商法などから身を守る啓蒙動画などをアップされています。

そのエッセンスを凝縮したのが上記の本です。

一言で言って、神本ですね。

そこらへんの話し方本が束になっても敵わない内容の濃さ、読みやすさ、面白さ、役立ち度です。

話し方を勉強するためにとりあえず1冊買いたいと言うなら、間違いなくこの本がオススメです。

もう一冊、続編のような本もありますが、こちらも唸らされます。

本当に素晴らしいです。

なお、この2冊はAudibleという、

本を朗読してくれる配信サービスで聴くことができます。

Audibleは本当に素晴らしいサービスで、

移動中、家事の時間などが、全てインプットの時間になります。

月額1500円聴き放題。

書籍のラインナップも豪華で、コスパ最強のサブスクじゃないかと思います。

初回30日は無料ですし、合わなければ30日以内に解約すればいいだけなので、是非一度試してみてください!


最後の本はこちら。

1秒で答えをつくる力――お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術

ダウンタウンを初め、数多くの人気お笑い芸人を輩出した、

吉本興業のNSCという芸人養成所で講師を務めている本多正識さんの本です。

オール阪神・巨人を初めとする、レジェンド芸人の漫才作家も歴任されています。

本多さんが、様々な芸人さんたちと真剣勝負をする中で得た、

面白いことを瞬時に言えるようになるための技術を余すことなく解説した本です。

芸人さんとのエピソードも満載で、お笑いファンは必見でしょう。

色々本当に参考になりますが、特に印象に残ったのはこの部分。

頭の回転の速さはほとんどの場合、情報量に比例します。

なぜなら、どんなに頭の回転が速くても頭の引き出しに情報が入っていなければ何も出てこないからです。

(中略)

知っている言葉の数が多ければ、頭の回転は速くなります。

逆に知っている言葉が少なければ、なかなか頭の回転は速くなりません。

なぜなら、語彙が多ければ多いほど、表現の幅も広がり、素早く正確に自分の思っていることを空いてに伝えられるからです。

私の知る限りでは、売れている芸人のほぼ全員が相当な語彙力を持っています。
頭の回転については小中学生の頃から、




に毎回褒められてましたし、

最近色んな場所でよく褒められるんですよ。
(お世辞かもしれんけど。笑)

自分ではピンときていませんでしたけど、

本当に僕の頭の回転が早いなら、理由はここだろうと思います。

暗記力だけでここまで生き延びてきましたから、

情報量・語彙力に関しては相当自信がありますんでね。

これからも独自のボキャブラリーを増やしつつ、

様々な情報のインプット・アウトプットをやっていこうと思います。

自信にもなったし、新たな発見もあったし、

素晴らしい本でした。

以上です。

繰り返しになりますが、

話し方系の本はマジで役に立たない本ばかり。

今挙げた本だけで十分だと思います。

これらの本のお陰もあって、そこそこ人に褒められる程度は喋れるようになりました。

それでも、もしかしたらリア友の方の中でね、

「お前そんなにおもんないし、むしろ喋り下手やぞ。

お世辞を真に受けんなや(笑)」

と思った方もいるかもしれませんが・・・



いやーほならね、自分が喋ってみろって話でしょ?

そう私は言いたいですけどね。