お久しぶりです。2月最初の更新であります。今日は睡眠について。
最近不眠症は殆ど改善されたのですが、元々は不眠症ガチ勢でした。
過去の記事でも、睡眠について何回か書いております。
心無いアドバイス(本人は善意だけど)について辛辣に批判しましたw
従いまして、睡眠については一般人の割に知見がある人間だと自負しています。
そこで、今回はよく聞く「睡眠の質」について取り上げようかと。
今も昔も、忙しい方だらけです。
その上近年は、
善意100%のクソうざったい成功者たちが「睡眠の重要性」を説きまくるものですから、
「しっかり眠らないといけない」
「でも、忙しすぎて十分な睡眠時間が確保できない・・・」
「それならば、せめて質を上げたい」
という欲求が強まるのは自然であると言えます。
「睡眠の質を上げる科学的な方法!」的な本や記事は膨大な量目にしてきました。
しかし・・・、
スタ●フォード式だかハー●ード式だか知らんけどよ、
多分ほとんど意味ねえぞ、そんなもん。
と、正直僕は思ってしまいますね。
これは睡眠に限らず、
健康系や幸福系のデータで提示される、
”科学的なエビデンス”全般について思うことなのですが・・・
これをした人は、してない人に比べて●●%改善したって言うけど、
それ、自覚できる程のものなんか?
パーセントて!
ということなんですよ。
具体例を上げます。
僕の視力はクソほど悪く、多分0.02とかです。
そんなとき、こんな記事があったとします。
「ブルーベリーが視力回復に効果アリ?
ハーバード大学の研究で実証」
ハーバード大学メディカルスクールの研究者たちが、
無作為に選んだ20~40歳の200人に対して実験を行った。
研究者は200人を100人ずつに分け、
片方には3ヶ月ブルーベリーを5粒毎日食べさせ、もう片方には食べさせなかった。
その結果、食べなかったグループは視力に変化が見られなかったが、
食べたグループは視力が平均10%回復した。
はい、こんなの。よく見るでしょ?
もちろん、テキトーに今作った記事です。
ハーバードにメディカルスクールというものがあるかどうかも知りませんからね。
さて。
ここで、この実験は正しいプロセスを踏んでおり、
実際に、統計的に有意な形で視力が10%改善したとしましょう。
僕、視力0.02なわけですよね。
0.02の10%って、0.002じゃないですか。
視力が0.02だったのが0.022になったところで、何が変わるの?
ということです。
詳細な検査を積み重ねたらデータとして判明することはあっても、
自覚することは絶対に不可能です。
以前書いたポジティブ心理学についても、この事はしょっちゅう思います。
”辛い出来事について紙に書いたグループは、
書かなかったグループに比べて25%辛い気持ちが和らいだ”
とか言われても、
どうやって日常で自覚するんだそんなもん
としか思えません。
このデータを知らない人が、たまたま辛いことを書きなぐったとして、
「辛いこと書いてたら頭が整理された・・・辛さが25%くらい減った気がするわ。」
とか思うわけねえだろ、と。
睡眠の質についても同じだと思うんですよ。
高級マットレスを使おうが、オーダーメイド枕を使おうが、
寝る前にスマホを禁止しようが、アロマを使おうが、
寝室の酸素濃度を高めようが、サプリメントを飲もうが、
それのお陰で、本当に睡眠の質とやらが上がり、
日々の生活の生産性が上がっているかどうか分かる術がない。
昔、睡眠の質を測るアプリ的なので毎日測定してましたけど、
「あー、よく寝たわ」
と思ったら睡眠効率65%で、
「あー、二度寝してえ」
と思ったら睡眠効率95%とか、ザラにありましたからね。笑
結局のところ、
「●●したら睡眠の質が良くなる!」
「●●したら幸せになる!」
と心から信じている人にプラシーボ効果がはたらく以上の効果は、
正直そこまでは期待できないのではないかと思うのです。
たとえ統計的に有意なデータが示されていたとしても。
それに、「科学的に証明された」「統計的に有意」というのも怪しくないですか?
例えば、数年前はあれだけ
「ブルーライトは目に悪影響!!!
ブルーライトをカットすべし!!!」
と言われていたのに、
あんまり対策しても意味なくね?
という見解が主流になってきているようですし。
僕自身、
ブルーライトカットメガネで数十%カットして、
パソコンにブルーライトカットするシール買って数十%カットして、
スマホにブルーライトカットするシール買って数十%カットして、
パソコンやスマホの設定を、ブルーライトをなるべく出ないように変えて数十%カットしてね。
「合計100%以上カットしただろ。
もはや俺の目からブルーライトが出てるレベルだろ。」
と思ってましたが、
何の効果もなかった説濃厚なわけですから。笑
睡眠の質についてもそう。
何かうさんくさい対策が多いです。
商売の臭いがします。
もちろん、一般時間が日常の中で自覚できるくらい、
睡眠の質を上げる方法が見つかれば素晴らしいことですから、
こういった研究は意義深いことであります。
しかし、現状は・・・、疑問を呈さざるをえません。
現実的に、
「こんくらい寝れば俺は大丈夫だわ」
くらいのノリで睡眠になるべく拘らず、
「これは、確かに効くかも」
と自分が思える最低限の睡眠対策する程度でいいと思います。
そして、
余裕があれば厚生労働省等、
ある程度信頼の置ける機関が提示する適正睡眠時間に近づけていく・・・
これがベストでしょう。
地味ですけどね。
世の中、
「金をかければ睡眠の質が爆上がりしてハッピー!」
なんて、そんな都合のいい話はないのではないでしょうか?
最近不眠症は殆ど改善されたのですが、元々は不眠症ガチ勢でした。
過去の記事でも、睡眠について何回か書いております。
心無いアドバイス(本人は善意だけど)について辛辣に批判しましたw
従いまして、睡眠については一般人の割に知見がある人間だと自負しています。
そこで、今回はよく聞く「睡眠の質」について取り上げようかと。
今も昔も、忙しい方だらけです。
その上近年は、
善意100%の
「しっかり眠らないといけない」
「でも、忙しすぎて十分な睡眠時間が確保できない・・・」
「それならば、せめて質を上げたい」
という欲求が強まるのは自然であると言えます。
「睡眠の質を上げる科学的な方法!」的な本や記事は膨大な量目にしてきました。
しかし・・・、
スタ●フォード式だかハー●ード式だか知らんけどよ、
多分ほとんど意味ねえぞ、そんなもん。
と、正直僕は思ってしまいますね。
これは睡眠に限らず、
健康系や幸福系のデータで提示される、
”科学的なエビデンス”全般について思うことなのですが・・・
これをした人は、してない人に比べて●●%改善したって言うけど、
それ、自覚できる程のものなんか?
パーセントて!
ということなんですよ。
具体例を上げます。
僕の視力はクソほど悪く、多分0.02とかです。
そんなとき、こんな記事があったとします。
「ブルーベリーが視力回復に効果アリ?
ハーバード大学の研究で実証」
ハーバード大学メディカルスクールの研究者たちが、
無作為に選んだ20~40歳の200人に対して実験を行った。
研究者は200人を100人ずつに分け、
片方には3ヶ月ブルーベリーを5粒毎日食べさせ、もう片方には食べさせなかった。
その結果、食べなかったグループは視力に変化が見られなかったが、
食べたグループは視力が平均10%回復した。
はい、こんなの。よく見るでしょ?
もちろん、テキトーに今作った記事です。
ハーバードにメディカルスクールというものがあるかどうかも知りませんからね。
さて。
ここで、この実験は正しいプロセスを踏んでおり、
実際に、統計的に有意な形で視力が10%改善したとしましょう。
僕、視力0.02なわけですよね。
0.02の10%って、0.002じゃないですか。
視力が0.02だったのが0.022になったところで、何が変わるの?
ということです。
詳細な検査を積み重ねたらデータとして判明することはあっても、
自覚することは絶対に不可能です。
以前書いたポジティブ心理学についても、この事はしょっちゅう思います。
”辛い出来事について紙に書いたグループは、
書かなかったグループに比べて25%辛い気持ちが和らいだ”
とか言われても、
どうやって日常で自覚するんだそんなもん
としか思えません。
このデータを知らない人が、たまたま辛いことを書きなぐったとして、
「辛いこと書いてたら頭が整理された・・・辛さが25%くらい減った気がするわ。」
とか思うわけねえだろ、と。
睡眠の質についても同じだと思うんですよ。
高級マットレスを使おうが、オーダーメイド枕を使おうが、
寝る前にスマホを禁止しようが、アロマを使おうが、
寝室の酸素濃度を高めようが、サプリメントを飲もうが、
それのお陰で、本当に睡眠の質とやらが上がり、
日々の生活の生産性が上がっているかどうか分かる術がない。
昔、睡眠の質を測るアプリ的なので毎日測定してましたけど、
「あー、よく寝たわ」
と思ったら睡眠効率65%で、
「あー、二度寝してえ」
と思ったら睡眠効率95%とか、ザラにありましたからね。笑
結局のところ、
「●●したら睡眠の質が良くなる!」
「●●したら幸せになる!」
と心から信じている人にプラシーボ効果がはたらく以上の効果は、
正直そこまでは期待できないのではないかと思うのです。
たとえ統計的に有意なデータが示されていたとしても。
それに、「科学的に証明された」「統計的に有意」というのも怪しくないですか?
例えば、数年前はあれだけ
「ブルーライトは目に悪影響!!!
ブルーライトをカットすべし!!!」
と言われていたのに、
あんまり対策しても意味なくね?
という見解が主流になってきているようですし。
僕自身、
ブルーライトカットメガネで数十%カットして、
パソコンにブルーライトカットするシール買って数十%カットして、
スマホにブルーライトカットするシール買って数十%カットして、
パソコンやスマホの設定を、ブルーライトをなるべく出ないように変えて数十%カットしてね。
「合計100%以上カットしただろ。
もはや俺の目からブルーライトが出てるレベルだろ。」
と思ってましたが、
何の効果もなかった説濃厚なわけですから。笑
睡眠の質についてもそう。
何かうさんくさい対策が多いです。
商売の臭いがします。
もちろん、一般時間が日常の中で自覚できるくらい、
睡眠の質を上げる方法が見つかれば素晴らしいことですから、
こういった研究は意義深いことであります。
しかし、現状は・・・、疑問を呈さざるをえません。
現実的に、
「こんくらい寝れば俺は大丈夫だわ」
くらいのノリで睡眠になるべく拘らず、
「これは、確かに効くかも」
と自分が思える最低限の睡眠対策する程度でいいと思います。
そして、
余裕があれば厚生労働省等、
ある程度信頼の置ける機関が提示する適正睡眠時間に近づけていく・・・
これがベストでしょう。
地味ですけどね。
世の中、
「金をかければ睡眠の質が爆上がりしてハッピー!」
なんて、そんな都合のいい話はないのではないでしょうか?
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